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2020.08.19

ウイングトラベル

★阪急阪神HD4-6月期、旅行事業は営業損失49億円

 営業収益98.9%減、コロナ影響額129億円と試算

 阪急阪神ホールディングスが発表した2021年3月期の第1四半期(4-6月期)の連結決算によると、阪急交通社グループによる「旅行事業」の営業収益は前年同期比98.9%減の1億2500万円、営業損益は20億9100万円の黒字から49億300万円の赤字となった。新型コロナウイルスによる影響額は、営業収益で129億円、営業損益で74億円ものマイナスインパクトがあったと見ている。旅行事業は海外、国内ツアーの催行中止等による減収が影響した。
 ホテル事業についても、新型コロナウイルスの影響で一部ホテルを一時休館したほか、宿泊・料飲部門ともに利用者数が大きく減少したことで、営業収益は86.8%減の21億4200万円、営業損益は2億9100万円の黒字から51億9600万円の赤字に転落した。コロナによる影響額は、営業収益で149億円、営業損益で50億円のマイナスインパクトがあったと試算した。ホテル事業はインバウンド需要の減少や、旅行、出張、宴会の取り止めによる国内需要の減少等による減収が影響した。