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2020.08.19

ウイングトラベル

★エアトリ第3四半期、営業損失11億4000万円

 減損損失11.4億円、55%のコスト削減実施

 エアトリが発表した2020年9月期の第3四半期(19年10月-20年6月)の国際会計基準による連結決算は、売上収益は前年同期比18.9%増の192億1200万円と増加したものの、営業損益は2億7000万円の黒字から11億4700万円の赤字に、税引前損益は2億800万円の黒字から12億6900万円の赤字に、四半期損益は1億2200万円の黒字から12億1500万円の赤字に、親会社の所有者に帰属する四半期損益は5700万円の黒字から11億6700万円の赤字にそれぞれ転落した。
 同社はオンライン旅行会社として国内航空券、海外航空券の販売を主軸に、主要ブランドの「エアトリ」などを展開している。今期は、オンライン旅行事業の収益性の低下により減損の兆候が見られたことから、将来の回収可能性を検討した結果、固定資産(のれん、有形無形資産等)について減損損失10億4400万円を計上した。また、エアトリグループの既存コストに対して55%の大幅なコスト削減を実施した。コスト削減の内訳は、変動費85%減、広告宣伝費59%減、人件費55%減、その他固定費47%減。