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2020.08.19

ウイングトラベル

★ハナツアージャパン、中間純損失16億5400万円

 インバウンド壊滅で固定費抜本削減、国内シフト

 HANATOUR JAPAN(ハナツアージャパン)が発表した2020年12月期の第2四半期(1-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比83.4%減の6億9600万円と8割以上落ち込み、営業損益は5億7100万円の黒字から11億2600万円の赤字に、経常損益は1億6700万円の赤字から14億8800万円の赤字に、中間純損益は3100万円の赤字から16億5400万円の赤字へと赤字幅が膨らんだ。
 同社は韓国をはじめ、中国、東南アジア、欧米からのインバウンド旅行事業を展開している。新型コロナウイルスの影響で海外渡航制限等の措置がとられ、観光産業にとって厳しい状況が続く中、同社グループでは全事業で抜本的な固定経費の削減や人員削減を行い、レンタカー事業の譲渡、旅行事業における営業拠点の統廃合、バス事業の休止、Tマークシティホテル札幌の営業自粛を行った。また、営業方針を転換し、国内旅行需要の取り込みに向けた施策を実施した。