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2020.08.07

ウイングトラベル

★ルフトハンザ、第2四半期は15億ユーロの赤字

 売上は前年比80%減収、「事業再編は免れず」
 年末に短中距離線の95%、長距離も70%運航

 ルフトハンザグループが8月6日(現地時間)に発表した2020年第2四半期(4-6月)決算によれば、売上高は前年同期と比べて8割減少した約19億ユーロにまで急落した。新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が落ち込んだことが影響し、最終損益は前年同期の2億2600万ユーロの黒字から、約15億ユーロの赤字に転落した。
 ルフトハンザのカーステン・スポア会長兼最高経営責任者(CEO)は「2024年までは航空需要がコロナ危機以前のレベルに戻るとは考えていない。とくに長距離路線では、すぐに回復することはないだろう」として、旅客需要の回復が大幅に遅れる見通しにあることに言及。ルフトハンザテクニックとルフトハンザカーゴの収益に加え、厳格なコスト管理により、上半期に発生したコロナウイルスの大流行の影響を一部相殺し、「観光路線、とくにユーロウィングスとエーデルワイスのブランドによるレジャー旅行を中心に回復の兆しが見えてきたとはいえ、事業の大幅な再編は免れない」との認識を示した。