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2020.08.05

ウイングトラベル

★ビジネス往来再開も書類多数、手続き煩雑

 タイ、ベトナム入国時の必要書類など詳細公表

 政府は国際往来の再開に向けた第一弾として、タイ、ベトナムとの間で入国後14日間の自宅等待機を維持しつつ双方向の往来を再開する長期滞在者向けの「レジデンストラック」の受付を開始したが、日本からタイ、ベトナムへの入国時に必要な申請書類や手続きの詳細がわかった。ビジネス渡航から観光交流の再開に向けた第一歩になるものとして、制度の枠組みが注目されていたが、必要書類は多岐にわたり手続きは煩雑で、当初のハードルはかなり高くなりそうだ。なお、各国・地域とは個別に協議調整を行っており、各国・地域への入国時に必要な書類や手続きはそれぞれ異なる。

 

 タイへ特別便、8月13日、21日、27日の3本
 入国許可証や10万ドル以上の治療補償など必要

 タイについては、タイ国籍を有しない者のタイ入国への特別便が8月13日(既に満席)、8月21日(NH847)、8月27日(TG643)と、8月中に日本から3本運航される予定。タイ民間航空局は、タイに入国する国際旅客便を制限しており、タイ国籍を有しない者がタイに渡航する場合はタイ政府が許可した特別便のみ認められる。タイ入国に当たっては、在東京タイ王国大使館、在大阪タイ王国総領事館、在福岡タイ王国総領事館のいずれかで入国許可証(COE)を申請して発行してもらうほか、一定の条件を満たす必要がある。

 

※在東京タイ王国大使館URL
http://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/9229/

 

 ベトナム、14日間隔離中も2回のPCR検査
 勤務先所在地の省・市により運用異なる可能性

 ベトナムについては、日本国籍保有者のベトナム入国にあたり、(1)事前の入国許可書の申請・取得と、査証の申請・取得等、(2)入国の3日から7日前までに日本で実施したPCR検査陰性証明書の提出、(3)医療申告、(4)入国後14日間の隔離、(5)14日間の隔離の間に複数回(通常2回)のPCR検査が必要となる。入国後のPCR検査で陽性となった場合は、ベトナム政府指定の病院で治癒するまで隔離され、治療費は自己負担となる。現時点で、日本からベトナムへの定期旅客便は運航されていない。

 

※在ベトナム日本国大使館URL
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20200731nyuukoku.html

 

*Photo by pexels-marcus-nguyen