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2020.08.04

ウイングトラベル

★JAL4-6月純損失937億円、国際旅客収入97.9%減

 通期旅客収入前年の35%〜45%、利益悪化5割

 JALグループの2021年度第1四半期(4-6月)連結業績は、売上収益が前年同期比78.1%減の763億円、EBITは1310億円の損失、純損益は937億円の損失を計上した。
 国際旅客事業は各国の厳しい出入国制限の継続により需要がほぼ消失し、旅客数は98.6%減、旅客収入は97.9%減の27億円となった。
 国内旅客事業は都道府県をまたぐ移動の自粛により過去に例を見ない大幅な需要減となり、旅客数は86.7%減、旅客収入は85.1%減の189億円となった。
 通期業績予想は需要回復が不透明で未定としながらも、需要回復シナリオにもとづけば、今期の国際・国内旅客収入の合計は、前年対比で35%〜45%程度にとどまるものと見込んでいる。この減収に他の収入の状況と固定費を含む費用削減を勘案した場合、EBITベースで、連結売上収益の減収額の概ね5割程度の利益悪化となることを見込んでいる。