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2020.07.16

WING

成田空港で航空事故消火救難訓練、5機関100人参加

感染症対策で負傷者役にダミー人形配置

 成田国際空港会社(NAA)は7月21日、成田空港A滑走路西側で航空機事故を想定した消火救難訓練を実施する。これは毎年各関係機関と合同で行う訓練で、今年は成田市消防本部、千葉県警察、日本医科大学成田国際空港クリニック、成田空港警備、NAAセーフティサポートの5機関、約100人が参加する。
 21日の訓練では、廃バスを事故機に見立て、事故後に対応する消防、警察、空港内医療機関による相互の連携強化を図る。消火救難活動のほかに、火災防御および負傷者の救出や搬送を行った上で、救護所設営や救護処置などを実施。さらに現場調整所の開設や、各種警備・規制などを訓練する。
 特に今年は、感染症対策を講じつつ訓練を行うことになる。参加者はマスクや手袋の着用と、検温、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保を行う。密接を避けるため、負傷者役にはダミー人形を使用する。さらに集合・整列などは行わず、会場内放送で講評などを行う。