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2020.07.15

ウイングトラベル

★ANA、8月の国際線も約90%が運休・減便

 羽田ー台北/ホーチミン/ワシントン/パリ線は再開

 全日空(ANA)は7月14日、8月の国際線運航計画において、7月に続き約90%が運休・減便となることを発表した。ただ、羽田ー台北線、ホーチミン線、ワシントンD.C、そしてパリ線の運航を再開することを決めたほか、成田ーマニラ、ニューヨーク、羽田ーフランクフルト線を増便する方針を固めるなど、一部の路線で運航再開・増便に踏み出す。ちなみに、羽田ーフランクフルト線は週7往復の通常運航へといよいよ戻す計画だ。
 新型コロナウイルスの感染拡大でANAの国際線ネットワークは今なお大部分が運休・減便することを余儀なくされている。今回の決定によってANAは、8月という一年のなかでも最も大きな旅客需要を生み出す夏のシーズンの国際線収益の大部分を失うことが決定的となってしまった。
 8月の当初計画便数は75路線5500便だったが、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で23路線616便にまで運航便数を絞ることにした。実に73路線4899便の運休・減便を実施することにしており、その減便率は89%にのぼる。
 運航を再開する路線のうち、羽田ー台北線は8月3日から週2往復(月・金曜日)で、羽田ーホーチミン線は8月16日のホーチミン発NH892便から、週2往復(金・日曜日)で運航を再開する。