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2020.06.24

ウイングトラベル

★地方鉄道をつなぐ「鉄印帳の旅」スタート

 三セク協の40社参加、日旅と読売旅行が商品化

ローカル線の旅を通じて地域の観光活性化を図ろうと、第三セクター鉄道等協議会(三セク協)に加盟する全国40社の鉄道会社が共同で、寺社巡りの御朱印のように「鉄印」を集める「鉄印帳」プロジェクトを7月10日よりスタートさせる。三セク協の全40社が参画し、全国規模で新たな“鉄旅”の魅力を提案する初の試みとなる。日本旅行と読売旅行がツアーを造成し、旅行読売出版社が「鉄印帳」を初版5000部発行。アフターコロナで新しい旅のカタチが模索される中、ローカル鉄道をめぐり各社オリジナルの「鉄印」を集める旅は人気を集めそうだ。
 この企画では、「鉄印帳」(定価2200円)を購入し、各鉄道会社の指定窓口で乗車券を提示の上で記帳料(300円)を支払うと、各社オリジナルの「鉄印」がもらえる。「鉄印」は、鉄道会社の職員自らが手書きしたり、スタンプやイラスト入りなど、それぞれに趣向が凝らされている。40社全ての「鉄印」を集めると、希望者にはシリアルナンバー入りの「鉄印帳マイスターカード」(有料)が発行され、鉄印帳やマイスターカードを提示すると沿線の飲食店や土産物店での割引やイベントに優先参加できる特典なども将来的に提供していく計画だ。
 6月23日に開催された記者発表会には、三セク協副会長の中村一郎三陸鉄道社長、日本旅行の堀坂明弘社長、読売旅行の坂元隆社長が揃って出席した。

 

 日本旅行「赤い風船」で鉄印帳付き宿泊プラン
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※写真=「鉄印帳」を手に記念撮影する関係者。左から、読売旅行の坂元隆社長、三セク協副会長の中村一郎三陸鉄道社長、日本旅行の堀坂明弘社長

 

※写真=「鉄印帳」。表紙は布生地、中は蛇腹折りになっている