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2020.06.18

WING

IATA、U/Lルール適用除外延長など支援継続要望

U/Lルール適用除外は少なくとも7月末まで

 世界各地で航空輸送が少しずつ再開してきているが、国際航空運送協会(IATA)は「業界は依然として厳しい冬を迎えている」と警鐘を鳴らし、各国政府に対して救済措置を通じた業界支援継続を呼び掛けている。そのなかで各国政府に対して、(1)U/Lルールの適用除外を延長することのほか、(2)急激に業界の債務負担を膨らますことのない方法での金融支援、さらには(3)空港使用料や管制サービスの使用料の増額を回避、(4)バイオセキュリティ(防疫)対策の費用を政府が負担するという4つの重要支援項目を明らかにした。
 IATAのアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは6月16日(ジュネーブ現地時間)、「(航空業界に対する)経済的な救済策は今も絶望的なまでに必要だ」とし、「U/Lルール適用除外期間延長のような政策的緩和策は依然として重要。政府は、この低迷してボロボロになった業界に少なくともその確実性を提供するために、7月末まで期間を延長する必要がある」と話した。・・・

 

利用への消費者警戒心はむしろ高まる傾向

 

夏の稼ぎ時を喪失、冬は通常でも利益少ない
11月の先行予約、通常の59%減

 

※写真=経済再開の動きが顕著になり、各国で航空再開も加速しているがIATAは業界に対する継続支援を呼び掛けている