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2020.06.17

ウイングトラベル

★IATA、2021年の航空業界損失は1兆7000億円

 旅客数は2014年水準の34億人、売上高は5980億ドル

 国際航空運送協会(IATA)は6月9日(ジュネーブ現地時間)、2021年の航空業界の損失額を158億ドル(約1兆7023億円)と予想した。各国の国境封鎖が徐々に解除され、2021年には需要が増加することによって航空業界の損失幅が縮小。航空会社は回復モードに入るが、それでも新型コロナウイルス感染拡大危機以前の水準遠く及ばず、依然として大きな損失を被る見通しだ。
 IATAは2021年の総旅客数は33億8000万人と予測。これは33億3000万人の旅客を輸送した2014年とほぼ同じ水準だ。2019年の45億4000万人と比べると、まだまだ大きな開きがある。この結果、全体売上高は5980億ドルと予想。2020年の売上高から42%増と大きく改善するものの、一方で2019年の売上高8380億ドルを29%下回ると予測した。