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2020.06.11

ウイングトラベル

★世界の感染者736万人、米国累計200万人に

 米NY州さらに減速、中南米・南アジア急増

 ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(JHU-CSSE)の集計によると、6月11日午前10時半現在の新型コロナウイルス感染症の累計患者数は、世界188カ国・地域で735万6337人、死亡者数は41万6040人、回復者数は345万1521人に達した。6月9日の感染者数は12万3300人で、過去6回目の12万人以上を記録し、感染者は拡大を続けている。
 9日の感染者数をみると、米国は1万8100人とほぼ横ばいで、累計感染者は199万9392人と200万人に迫った。ニューヨーク州は683人と3月17日以来、約3カ月ぶりの600人台にまで減少した。一方で、カリフォルニア州2800人、テキサス州1700人、フロリダ州1100人などが増加している。
 ロシアは感染のピークが過ぎたかに思われたが、5月16日以降、8000〜9000人台で推移しており、9日も8600人で高止まりを続け、累計は49万3023人と50万人に迫っている。
 中南米は感染拡大が収まらず、ブラジルは9日に過去2番めに多い3万2100人を記録し、累計77万2416人。ペルーは4000人、累計20万2794人と20万人を超えた。チリは3900人、累計14万8456人、メキシコは4200人、累計12万9184人とピークを続けている。
 ここに来て、アルゼンチンが9日に1100人と初めて1000人を超え、累計2万5987人に増加した。コロンビアも2700人増加し、累計4万2206人と中南米各国に感染が拡大してきた。
 南アジアでは、9日はインドが1万200人、累計27万6583人、パキスタンが過去最多の5400人、累計11万3702人、バングラデシュも過去最多の3200人、累計7万4865人と急激な増加を示している。この3カ国は人口が多いだけに、この先、感染拡大がどこまで広がるのか懸念される。

 

※世界の新型コロナウイルス感染者推移(出典:JHU-CSSE)