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2020.06.10

ウイングトラベル

★ANA、7月の国際線も90%以上が運休・減便

 7月開設の羽田−モスクワとイスタンブール線は就航延期

 全日空(ANA)は6月9日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う各国の出入国制限や需要低迷を受けて、6月と7月における国際線の運休・減便を追加した。今回の追加運休・減便では、航空会社にとって稼ぎ時である夏のシーズンを迎える7月においても、引き続き90%以上の国際線運休・減便に踏み切ることを決定するなど、ANAにとって手痛い中身となった。さらに、7月1日に就航を予定していた羽田−モスクワ線(NH213/214)、7月6日に開設する予定だった羽田−イスタンブール線(NH219/220)の新規就航は、それぞれ先送りすることも決定。その就航時期は現段階で未定だ。
 ANAは7月の運航計画において、あらたに71路線を対象とした4801便もの大量運休・減便を発表。すでに発表していた運休・減便とあわせると、7月の累計運休・減便本数は実に4938便に達することになった。
 2020年度の当初計画では7月中、75路線5461便の運航を計画していたが、今回の大量運休・減便の発表で、計画の実に90.4%もの便が運休・減便対象となってしまった。

 

 6月は羽田−マニラ線の運休・減便を拡大

 なお、6月中に新たに運休・減便することを決定したのは、羽田−マニラ線(NH869/870)。期間中、9便を運休・減便とすることを決めた。

 

※写真=夏のシーズンを迎える7月も国際線の90%以上が運休・減便に。羽田−モスクワ線とイスタンブール線の新規就航も延期することが決まった