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2020.06.09

WING

日本空港ビル20年3月期、当期純利益84.8%減

新型コロナで利用者大幅減などが大きく影響

 日本空港ビルデングが先ごろ発表した2020年3月期決算によれば、当期純利益は84.8%減少した50億1200万円にまで落ち込んだ。昨年の東京国際空港ターミナル(TIAT)の連結子会社化に伴う一過性の特別損益が無くなったことなどが影響した。売上高が8.7%減少した2497億5600万円となり、営業利益は56%減の98億9200万円、経常利益も57.3%減少した87億500万円となった。新型コロナウイルスの影響で施設管理業、物販、飲食の各セグメントで大きな影響を受けたことが、大きく響いた。なお、2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響で合理的な算出が困難だとして、発表を見送った。
 日本空港ビルデングによれば、・・・・・・・・・・・・。
 施設管理運営業、家賃収入拡大などで1.2%増収
 第2PTB国際施設など一時費用発生で51.7%減益
 物品販売、新型コロナで売上高が13.7%減
 営業利益は31.3%減、訪日客減など打撃に
 飲食業、旅客数減少などで売上高5.8%減
 機内食も減収、営業利益は48.7%減に