国際航空宇宙展2021、来年開催が延期に

東京五輪でビッグサイトの施設利用制限

　日本航空宇宙工業会（SJAC）は、2021年9月29日から10月2日に開催することを計画していた国際航空宇宙展（JA2021）を延期する方針を正式に固めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、今年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピック大会の開催が2021年に後ろだおしされたことが影響した。
　東京ビッグサイトは東京オリンピック・パラリンピック大会が来年開催されることに伴って、今年12月から2022年3月末までの間、東京ビッグサイトで予定していた全ての催事について、開催時期および利用する施設の調整を進めることにした。この施設利用制限期間が、JA2021の設営準備期間および会期に重なることが判明。こうしたことから国際航空宇宙展を開催するSJACとしては、2021年秋の会場確保が困難なものとなったとし、JA2021の延期に踏み切った。
　SJACとしては今後、東京ビッグサイトの各施設における利用可能な詳細日程が明らかになることのほか、海外の主要展示会日程などを注視していくとしており、国際航空宇宙展示会の新たな日程を今後検討していくとしている。
　国際航空宇宙展は本来は4年に一度開催するイベント・・・

※写真＝来年9月末から10月初旬に開催予定だった国際航空宇宙展が延期に。東京五輪の来年開催でビッグサイトの施設が利用制限されるため。写真はJA2018のオープニング・セレモニー