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2020.05.28

WING

ソラシドエア、未曾有の危機で緊急対策着手

 新中期計画は実施延期、九州沖縄と共に復活を

 

 ソラシドエアは5月27日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う環境の変化で、2020年度からスタートする計画だった新中期経営計画を先送りするなど、緊急対策に着手することを発表した。この新中期計画では、九州・沖縄地区の翼としての貢献はもちろん、いよいよ国際定期便の開設、さらには次期フリートの選定など、ソラシドエアが攻めの一手に打って出ると目されていただけに、計画の先送りは痛い。
 同社が同日発表した2020年3月期決算によれば、当期純利益が前年同期比53.2%減少した9億9000万円と、大幅な減益となってしまった。営業収入は0.2%減少した418億5000万円と小幅な減収に。営業費用はシステム導入費用および新路線開設に伴う燃油費上昇などが影響して4.2%増加した404億2500万円に拡大。本業の儲けを示す営業利益は55.2%減少した14億2500万円と大きく減少し、経常利益も58.6%減少した13億600万円に留まった。

 

※写真=ソラシドエアは中期経営計画を先送りして緊急対策に着手する