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2020.05.26

WING

関西空港、総旅客数は前年のわずか3%の7万2947人

コロナ影響で国際線旅客が99.7%減、国内線も88%減少

 関西エアポートが5月25日に発表した4月の関西国際空港の運営概況によれば、旅客数は前年同月のわずか3%(97%減)となる7万2947人にまで落ち込んでしまった。このうち国際線旅客数はたった0.3%(99.7%減)に相当する6689人に留まり、国内線旅客数も前年の12%(88%減)に当たる6万6258人だった。
 新型コロナウイルスの感染拡大による出入国制限および需要減退などの影響で、関西空港の国際線旅客数のうち、日本人旅客数は99.6%減少した2543人。これまで関西空港の国際線旅客数の伸びを牽引して急成長を遂げてきた外国人旅客数も、99.7%減の4140人に留まった。
 発着回数ベースでみてみると、総発着回数は75%減少した4411回。このうち国際線発着回数は81%減の2535回となっており、その内訳は国際旅客便が97%減の315回と大幅に減少。しかしながら一方で、国際貨物便は72%増加した2002回に増加した。・・・

 

※写真=4月の関西空港の利用実績は新型コロナの影響で惨憺たるものに。かつての賑わいは現在、完全に喪失している