関東処松戸支処、布マスク製作等による部隊・隊員への支援実施

【陸上自衛隊関東補給処松戸支処投稿】　陸上自衛隊関東補給処松戸支処は、新型コロナウイルスによる外出自粛が続く4月27日から5月10日までの間、各部署の隊員を募り、被服縫製や落下傘整備などの能力を最大限に活用し、部隊要望に応えるべく布製マスクを製作するとともに、今後発生する同様の事態に備えた技術の継承を図った。
　製作にあたっては、被服キャンバス工場及び落下傘整備工場のミシンを用いて、専門的技術を有する技官（被服班要員）の指導のもと、延べ約180人により約1500個が完成した。
　布マスクは数種類の仕様検討及び試作を経て、旧制服の余った生地を活用した濃緑色の立体型に仕上げた。また、ガーゼ等フィルターの挿入ができるポケットを設けるとともに、裏地にはガーゼ生地を使用するなど、機能、装着感も考慮した。部隊等への配布も開始しており、着用した隊員からは、迷彩服や制服着用時に違和感がない色であり、むれにくく使いやすいなどの高い評価を得ており、感染防止に役立つことが期待できる。
　同支処は、マスクのみならず、持てる技能を活用して、各活動場面での部隊ニーズに積極的に応えていく考えだ。

※写真＝布製マスク製作の様子（提供：関東補給処松戸支処）