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2020.02.10

ウイングトラベル

KNT-CTHD第3四半期、売上高1.0%増3238億円  

台風影響で秋の旅行需要減少も増収増益に
 
 KNT-CTホールディングスが2月7日発表した2020年度第3四半期(19年4〜12月)決算は売上高が前年同期比1.0%増の3238億4100万円、営業利益が36.9%増の41億4800万円、経常利益が35.1%増の44億2500万円、四半期純利益は1.1%減の25億7300万円となった。台風19号などで秋のトップシーズンの需要が減退したものの、ゴールデンウィーク期間中の個人旅行商品の取り扱い増がカバーした。純利益は前年同期にあった連結子会社間の合併に伴う税負担の軽減がなくなったため前期比マイナスとなった。
 海外旅行はテレビアニメのゆかりの地を訪ねる旅行を米国、イタリアで実施しファンから高い評価を受けたほか、主としてシニア女性を対象とした大人のプチ留学体験ツアーを催行するなど、独自性・テーマ性に富んだツアーを数多く実施した。
 19年3月通期の見通しについては昨年10月23日に発表した数値を据え置いた。売上高は前期比2.6%増の4225億円、営業利益は38.2%増の35億円、経常利益は27.0%増の36億円、当期純利益は56.4%増の20億円をそれぞれ見込む。ただ、今後の見通しについては引き続き検討を行い、業績予想について修正の必要が生じた場合には速やかに開示するとしている。