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2020.02.05

WING

日系大手、新型肺炎で中国路線運休・減便を決定

ANAは武漢・北京、JALは北京・上海・広州・大連を運休・減便

 中国・武漢市で発生した新型コロナウィルスの影響で、全日空(ANA)、日本航空(JAL)ら日系大手もついに中国の一部路線の運休・減便に踏み切ることになった。日系航空会社では、すでにジェットスター・ジャパンが需要の減退により成田−上海線を運休することを決めているが、大手航空会社も需要減退に伴って中国関連路線の運休・減便に踏み切らざるをえない様相だ。
 ANAは2月4日、運休中の成田−武漢線に加えて、あらたに成田−北京線と羽田−北京線を運休することを決定。週7往復便(デイリー)運航していた武漢線については日本発便で1月23日〜3月28日まで、武漢発便は1月24日〜3月29日まで運休する。
 デイリー運航中の成田−北京線便は日本発便が2月10日〜3月28日まで、北京発便は2月11日〜3月29日まで運休することを決定。一方、ダブルデイリー(週14往復)運航中の羽田−北京線は週7往復便へと減便することを決めた。
 JALは2月17日〜3月28日の間、北京線、上海線を運休する。北京線は羽田と成田を発着する便をそれぞれ1往復便ずつ運休。上海線は1日3往復している成田−上海浦東線のほか、中部−上海浦東線を1往復便、関西−上海浦東線も1往復便運休する。
 さらに、期間中、羽田−広州線と成田−大連線は現在のデイリー運航から週4便へと減便することを決めた。