記事検索はこちらで→
2020.02.05

WING

有人戦闘機と無人戦闘機リンクした戦闘システムの実証成功

ボーイングと米海軍、戦闘ミッション遂行技術の有効性確認

 ボーイングと米海軍は2月4日(米国アーリントン現地時間)、パタクセントリバー海軍航空基地において、自律制御飛行する2機のEA-18Gグローラーを、別の第3の機体のパイロットが、戦闘および攻撃といったミッションについて、遠隔で制御することに成功した。両者によると、今回の飛行を通じて、無人システムとしてF/A-18スーパーホーネットとEA-18Gグロウラーが戦闘ミッションを遂行できる技術の有効性を実証することに成功したとしている。
 いよいよ戦闘機の世界でも、無人システムでリンクした戦闘が行われる時代が到来しようとしている。既に無人攻撃機による攻撃や偵察ミッションが展開されるなど、攻撃・戦闘における無人システム技術の有用性は実証されてきたが、いよいよ戦闘機も無人システムとして有人機などとリンクして、戦闘ミッションを展開することが現実的なものとなりつつある。
 ボーイングと米海軍が行った今回の実証実験は、