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2020.02.04

WING

ラインメタル、プーマIFVの模擬戦闘システムで開発契約

 ラインメタルは2月3日、ドイツ連邦軍との間でプーマ歩兵戦闘車(IFV)を装備する機械化歩兵部隊に模擬戦闘システム(AGDUS)を提供する契約を結んだと発表した。総額1億4200万ユーロのこの契約には、6つのシステムの開発と統合で付加価値税(VAT)含め5400万ユーロの契約と、模擬戦闘システムの連続生産の準備が出来次第、252両のIFVにシステムを装備する約8800万ユーロのオプション契約が含まれているとのこと。
 AGDUSは、車両の周囲に配したレーザー検出器と、プーマIFVの主要兵装(機関砲、機関銃、MELLS対戦車ミサイル)の効果をシミュレート可能なアイセーフレーザーで構成。レーザーのアルゴリズムは、射撃から命中まで弾道学的に正確になるようプログラムされている。また、AGDUSはプーマIFVの自衛システムなどもシミュレーションできるとしており、ドイツ陸軍の戦闘訓練センターや他の訓練施設でも極めて現実的な演習を行うことができるとしている。