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2020.01.29

WING

JAL12月、国際線利用率は0.5ポ増の77.5%に

国内線利用率は3.4ポ増の69.9%に

 日本航空(JAL)は2020年1月27日、JALグループの2019年12月の輸送実績を発表した。国際線の平均搭乗率は前年同月比0.6ポイント減少した77.5%、国内線の利用率は1.2ポイント減少した68.1%となった。国際線全路線の総旅客数は、前年同月比1.7%減少した73万3790人、需要を表すRPKは0.6%増の36億5504万0千人キロ、座席供給量を表すASKは47億1498万4千座席キロと前年比1.4%増加している。
 国際線旅客数ベースでみると、ハワイ・グアム線はASKを17.9%減少したものが、旅客数は14.5%減と踏みとどまることに成功した。一方、中国線はASKを11%増とするも、旅客数は12.1%減と大きく減少する結果となっている。そのほかの方面では、米大陸線がASKの6.7%増に対し旅客数が11%増と好調。また、欧州線は5.1%増、東南アジア線は0.7%減、オセアニア線は5.9%増、韓国線は7.2%増となっている。
 各方面を利用率ベースでみると、中国線が14.9ポイント減と際立って大きく減少しているのが目立つ。ほかは欧州線が3.9ポイント減、東南アジア線が0.7ポイント減、オセアニア線が1ポイント減、韓国線が2.7ポイント減となった。一方、米お大陸線は2.1ポイント増、ハワイ・グアム線は3.4ポイント増と利用率は伸びている。
 なお、国内線の旅客数は1.7%増加した288万636人で、RPKは0.9%増加した21億5854万3千人キロ、ASKが2.8%増加した31億6994万1千座席キロだった。