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2020.01.23

WING

三菱ケミカル、独炭素繊維メーカーを買収

欧州の炭素繊維複合材生産体制を強化

 三菱ケミカルは1月21日、ドイツの炭素繊維プリプレグメーカーであるc-m-p GmbHを、グループ会社であるMitsubishi Chemical Advanced Materials(本社:スイス・チューリッヒ、MCAM)を通して買収することを決定した。買収は今年2月を目途に完了する予定としている。
 三菱ケミカルによると、c-m-pはUD・織物プリプレグに関して優れた製造技術を有し、航空機・自動車用途を中心に多岐にわたる分野においてソリューションを提供している企業とのこと。この買収により、三菱ケミカルとしては、プリプレグの生産に関して欧米日の世界三極体制を確立し、また、とくにモビリティ分野で先端材料の採用が先行する欧州において、イタリア・モデナでのSMC(Sheet Molding Compound)製造設備増設に加えて炭素繊維複合材料の生産体制の強化を進めていきたいとしている。
 三菱ケミカルは昨年7月、SMCの製造設備を、イタリア・モデナ市にあるC.P.C.社の隣接地に新設することを発表。その稼動を今年9月に計画しているとしている。三菱ケミカルはC.P.C.社に対して44%を出資している。