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2018.06.07

ウイングトラベル

大阪10月24〜27日開催、13万人の来場目標

出展者誘致スタート、関西ブランド確立へ

 大阪開催の2019年ツーリズムEXPOジャパンは、10月24日から27日の4日間、インテックス大阪とその周辺で開催する。来場者目標は、13万人で、うち業界は3万4000人、一般9万6000人。主要4行事は東京開催と変わらないが、「大阪ならでは」の展示を展開することで、多くの集客をめざす。会見の翌日、6月7日から出展者の誘致がスタートした。
 大阪開催の記者会見には、主催者の田川JATA会長、久保日観振理事長、清野JNTO理事長に加えて、誘致した大阪観光局から福島伸一会長、芳田隆常務理事が出席した。
 田川会長は大阪開催の意義として、「ラグビーワールドカップの開催期間中、翌年の東京オリンピック・パラリンピック開催という世界が日本に注目する中で、「大阪を西日本エリアの観光ハブとするために、三位一体型の観光博覧会・展示商談会の事業モデルを大阪に伝播し、西日本の観光の起爆剤にして、大きな観光の流れをつくる」と強調した。それにより、「関西ブランド」を確立し、2021年のワールドマスターズゲーム開催、2025年の大阪万博誘致につなげるよう関西をアピールするとともに、ものづくりの原点である大阪で、観光による経済波及効果の拡大、ビジネスチャンスの創出を図る。

 

 福島大阪観光局長「オール大阪で開催を支援」
 IR、万博誘致へ「大阪らしさ」をアピール

 福島大阪観光局会長は、「ツーリズムEXPOジャパンの誘致は大阪府・市、経済団体、大阪観光局一体の『オール大阪』で取り組んだ。ツーリズムEXPOジャパンは世界最大規模の観光産業の総合見本市で、観光産業を牽引する存在。大阪開催は初めてで、大阪らしさを加味して、ぜひ成功するように支援する」と力強く述べた。
 また、福島会長は大阪観光の状況について、「昨年の大阪への訪日旅行者は1100万人を超えた。来年6月にG20サミット、ラグビーワールドカップは花園、神戸で開催。2021年にワールド・マスターズゲーム開催。2025年に大阪万博誘致は今年11月にパリで開催都市が決定するが、多くのご支援を得て誘致したい。また、国会審議中のIRも2024年の大阪で早期開業を目指し取り組んでいる」と説明した。
 「大阪・関西は国際的なイベント、大型プロジェクトが目白押しで、そうした中でツーリズムEXPOジャパンの開催は、その後のイベントをリードし、加速させ、シナジー効果を生み出す絶好のチャンス。オール大阪、オール関西でイベントが成功するように最大限のサポートする」と述べた。

 

※写真=ツーリズムEXPOジャパン大阪開催の会見後に手を組む左から清野JNTO理事長、久保日本観光振興協会理事長、田川JATA会長、福島大阪観光局長、芳田大阪観光局常務理事