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2020.01.08

WING

NEDO、無人機の緊急時の危険回避の実証に成功

離島間物流の実現向けた安全運航技術に

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、SUBARU、日本無線、日本アビオニクス、三菱電機、そして自律制御システム研究所と共に、三河湾上空において無人航空機が緊急時に自律的に危険を回避する飛行実証に成功した。この飛行実証に成功したことで、例えば、離島間物流のように、地上と無人航空機間の通信インフラが十分に整備されておらず、緊急時の回避経路の指示などの地上からの支援が受けられない状況下であっても、無人航空機を安全に運用することができるようになることが期待されている。
 実証実験は、昨年、愛知県、豊川市、田原市の協力で12月16日から24日にかけて豊川市御津および田原市白浜を結ぶ三河湾海上で実施したもの。具体的には、離島での無人航空機の運用を想定し、飛行中に故障や燃料残量の減少、悪天候を検知した場合、無人航空機が自らの判断で経路を変更し、事前に設定された緊急着陸地点まで飛行する機能の実証を行った。
 無人航空機の「目視外飛行」および「第三者上空飛行の実現に際しては、・・・

 

※画像=飛行実証のイメージ。ドローンによる離島間物流の実現に向けて安全性向上の技術実証に成功した(提供:NEDO)