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2020.01.08

ウイングトラベル

中国武漢で原因不明の肺炎発生、59名が治療

厚労省、空港にポスター掲出、申告や受診を

 世界保健機関(WHO)は中国湖北省武漢市で原因不明のウイルス性肺炎が発生したことを発表したが、北京の日本大使館によると、確認された患者59名のうち、重症患者は7名で、全ての患者が武漢市の医療施設で隔離治療を受けており、死亡者はいないという。WHOは現段階では、中国への渡航制限を行わないように勧告している。
 これを受けて、厚生労働省は各空港の検疫ブースでポスターを掲出し、武漢からの帰国者、入国者に対して、せきや発熱等の症状がある場合は、検察官に申し出るか、速やかに医療機関を受診し、渡航歴を申告するよう呼びかけている。

 

 香港政府、香港空港や西九龍駅で検査強化

 一方、武漢で発生したこの原因不明のウイルス性肺炎について香港政府は、現時点で香港で同様な症状が確認されていないものの、空港や西九龍駅等の衛生措置の強化等必要な対策を取ることを発表した。とくに、入境時に発熱があり、14日以内に武漢市のローカル市場や海鮮市場を訪れた人は公立病院に隔離する。

 

※厚労省が掲出している武漢市のウイルス性肺炎に関するポスター