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2019.11.29

WING

北朝鮮、日本海に向け弾道ミサイル2発を発射

高度約100キロで約380キロ飛翔、日本のEEZ外に落下か

 防衛省は11月28日、同日16時58分ごろに北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイル2発を発射したと発表した。弾道ミサイルは北朝鮮東岸より東に向け発射され、2発とも高度約100キロメートル、約380キロメートル飛翔して日本海上に落下したものと推定しており、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したものとしている。なお、弾道ミサイルの種類や発射場所等の詳細は分析中とのこと。
 河野太郎防衛大臣は同日18時30分ごろに臨時記者会見を行ない、前述の内容を発表。北朝鮮によるミサイル発射が今年13回目となることについて、「北朝鮮のミサイル発射は、仮にこれが(射程が)短いものであっても、国連安保理決議違反」として、日本だけでなく国際社会にとって非常に大きな脅威である強調し、北朝鮮に対して直ちに抗議すると述べた。また、「防衛省・自衛隊として、しっかりと総合ミサイル防衛能力を整備し、いかなる北朝鮮からの脅威にも国土・国民の平和な暮らしを守れるよう努力していく」とした。
 なお、同日に国家安全保障会議(NCS)が開催されたこととの関連や、ひとまず維持が決まった軍事情報包括保護協定(GSOMIA)については、「対外的に公表していない」として、回答を避けた。