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2019.11.15

ウイングトラベル

ドイツ観光局、ベルリンの壁崩壊30周年企画

30年間の旅行市場や街並みの変化などを紹介

 ドイツ観光局は今月、ベルリンの壁崩壊から30周年を迎えたことから、東京都港区の駐日ドイツ大使公邸で旅行会社やメディア関係者を集めたイベントを開催した。当日はベルリンの壁崩壊後の30年におけるドイツ観光を取り巻く状況の変化や30年後の現在で注目されている観光施設について紹介が行われた。
 ベルリンの壁は30年前の11月9日に崩壊し、東西ドイツの再統一のきっかけとなるとともに冷戦終結に向けた象徴的な出来事として取り上げられるトピックとなっている。9日当日にはベルリンを始め、ドイツ全土で大々的なイベントが開催された。また、ドイツ観光局は来年の東西ドイツ統一30周年とあわせて観光キャンペーンを展開している。
 今月就任したばかりのイーナ・レーペル駐日ドイツ大使館大使は「観光は日本とドイツを結ぶ大切な存在。ただ、日本でまだまだ知られていない観光地もたくさんあり、伸びしろがあると考えている。今後もドイツが持つ観光のポテンシャルを紹介していきたい」と述べた。 ドイツ観光局の西山晃アジア・オーストラリア統括局長から30年間のドイツ観光の動きや最近の注目観光施設について紹介された。ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツ統一後が実現した後は毎年外国人旅行者数が増加。宿泊数ベースで25年間で約5300万泊増加した。特に旧東ドイツ地域への観光が急激に増加した点を紹介した。

 

※写真=ベルリンの壁崩壊30周年イベントで登壇した関係者。写真右からドイツ観光局の西山晃アジア・オーストラリア統括局長、駐日ドイツ大使館のイーナ・レーペル大使、NHKの二村伸解説委員