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米国防総省とLM社、F-35の調達コスト12.8%削減で合意
生産ロット12-14のF-35Aの調達単価は8000万ドル未満に
米国国防総省とロッキード・マーティンがF-35A戦闘機のコスト削減について、12.8%削減することで合意したことが10月30日分かった。F-35ジョイントプログラムオフィスとロッキード・マーティンは10月29日、478機のF-35戦闘機各型をF-35戦闘機プログラム史上で最低価格となる340億ドルで契約。契約には生産ロット12から14までの全てのF-35プログラムにおける米国向け291機、英国等の国際パートナー向け127機、日本や韓国を含む外国軍向けへの販売機60機が含まれているとのこと。
今回の契約では、F-35戦闘機各型で長期的なコスト削減目標を満たしており、F-35Aの機体とエンジンを含めた調達単価は生産ロット13と14で8000万ドル未満になり、生産ロット11の調達単価からは生産ロット14時点では12.8%低下する。なお、F-35A、B、C各型合わせた調達単価では生産ロット11から平均12.7%低下する。
今回のコスト削減について、ロッキード・マーティンのGreg Ulmer F-35プログラム副社長兼ゼネラルマネージャーは、「スマートな取得計画と強い政府と産業界のパートナーシップ、そして品質とコスト削減への徹底的な取り組みにより、第5世代機であるF-35戦闘機の取得コストは、第4世代戦闘機の取得コスト以下にまで削減できた」と述べており、計画より1年早くコスト削減目標を達成できたとしている。
※画像=F-35戦闘機生産ロット12-14の価格推移表(提供:ロッキード・マーティン)