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河野防相、厳しい防衛予算も待遇面向上に意欲
河野太郎防衛大臣は10月29日の会見で、防衛予算が改めて厳しい状況にあることを説明した上で、隊員の処遇を考えれば、「やるべきことをきちんとやれているのか、今、さまざま処遇改善が必要なところ」だと述べ、予算の重心を隊員の処遇改善へかける意向を示した。さらに、正面装備が防衛予算の中で大きな部分を取るため、「待遇が悪くていい、ということには決してならない」として、報告を受けた後に隊員の待遇面を改善するよう考えていく必要があるとした。
また河野大臣は、自身を雨男と発言したことについて、「不快な思いをされた方にお詫びを申し上げたい」と述べた。この発言は、度重なる自然災害のなかで、災害派遣に当たる隊員たちに対して、出動中の処遇で改善が必要なところを「しっかり改善していかなければいけない」という主旨だったと説明した。