記事検索はこちらで→
2019.10.10

WING

8月の航空貨物、貿易摩擦影響で前年比3.9%減

10ヵ月連続前年割れは金融危機以降最長に

 国際航空運送協会(IATA)は10月9日(ジュネーブ現地時間)、8月の世界における航空貨物市場において、航空貨物需要を示すFTKが前年比3.9%も減少したことを発表した。米中貿易摩擦の解決の糸口が掴めないなか、世界の航空貨物市場は大きな影響を受けている。8月の実績でも数字上にはっきりと需要の減退が表れており、IATAによると10ヵ月連続で前年割れとなったことを明らかにした。ちなみに、10ヵ月連続で前年割れを記録していることは、2008年の世界金融危機以降、最長となった。なお、需要が減退する一方で貨物スペースの供給量を示すAFTKは前年比2%増加しており、供給量の伸びが需要の伸びを上回ったのは、16ヵ月連続のこと。

 

〈8月の世界の航空貨物市場〉
・アフリカ=FTK:8%、AFTK:17.1%、FLF:30.2%(-2.5ポ)
・アジア太平洋=FTK:-5%、AFTK:2.3%、FLF:51.6%(-4ポ)
・欧州=FTK:-3.3%、AFTK:3.3%、FLF:47.7%(-3.3ポ)
・ラテンアメリカ=FTK:0.1%、AFTK:-2.9%、FLF:37.2%(1.1ポ)
・中東=FTK:-6.7%、AFTK:-0.8%、FLF:43.5%(-2.7ポ)
・北米=FTK:-2.4%、AFTK:1.3%、FLF:37.7%(-1.5ポ)
・世界=FTK:-3.9%、AFTK:2.0%、FLF:44.6%(-2.7ポ)

 

※写真=航空貨物市場は出口の見えない冬の時代に。米中貿易摩擦の影響が数字に色濃く出てきている(提供:IATA)