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2019.10.08

WING

防衛省、佐賀県の大雨災害派遣、7日をもって終了

約1ヵ月半の復興・復旧支援、入浴など生活支援も

 防衛省・自衛隊は、去る8月28日に佐賀県知事から要請を受けて大雨に伴う災害派遣活動を行ってきたが、10月7日午前8時に撤収要請を受けて活動を終了した。実際に派遣要請を受けたのは、陸上自衛隊西部方面混成団長。約1ヵ月半にわたって、復興・復旧支援および地域住民への生活支援を実施した。
 この大雨では、大町町の鉄工所からの油流出が発生し、8月28日から9月10日までオイルフェンス設置、油吸着マット設置などを行った。約28万枚に油吸着マットを輸送機および車両で輸送し、油の回収を行った。
 生活支援については、入浴支援、給食支援、給水支援などを実施。武雄市、大町町で行った入浴支援では、延べ約4200名が利用。10月5日に大町町での活動を終了し、翌6日に武雄市での活動を終了した。また、大町町で行った給食支援では、約4420食を支援し、武雄市の給水支援では約120リットルの給水を行った。
 そのほか、孤立者約150名に対する人命救助活動や、、病院支援、廃棄物の集積支援、防疫支援なども実施した。

 

※写真1=孤立した住民の救助活動の様子(提供:防衛省)

※写真2=入浴支援では約4200名が利用した(提供:防衛省)

※写真3=避難所では音楽隊による慰問演奏も実施した(提供:防衛省)