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2019.09.24

WING

国交省、制限区域で手荷物・貨物の自動輸送で実証実験

9月から来年3月まで、空港支援業務の労働力不足対応

 国土交通省は9月20日、空港地上支援業務の自動化を推進するために、今月から空港制限区域内において、手荷物や貨物などの輸送を想定した自動走行実証実験を順次スタートすることを発表した。実証実験は成田、関西、中部、そして佐賀空港の4空港を活用して、4種類の実証実験が行われる計画。トーイングトラクターの自動化実証などを行う。この実証実験は、全日空(ANA)、日本航空(JAL)、AIROなどが実施する予定だ。
 国土交通省では、更なる航空需要の拡大が見込まれるなか、空港地上支援業務の労働力不足に対応するために官民が連携して先端技術の活用について検討・検証を行うことにしている。その取り組みの一環として9月から来年3月にかけて、空港の制限区域内における手荷物・貨物等の輸送を想定した自動走行の実証実験を実施し、実装に向けた課題の抽出していく計画だ。