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2019.09.18

WING

ヤマハ、ナイロビ近郊で無人ヘリ実証実験

ケニアのドローンサービス企業と共同実証

 ヤマハ発動機は9月17日、今年12月からケニアのナイロビ近郊において、同社が開発した産業用無人ヘリコプターの実証実験をスタートすることを発表した。この実証実験はケニアの産業用ドローンサービス企業「アストラル・エアリアル・ソリューションズ」との共同で行う。
 実証実験ではヤマハ発動機が開発した「FAZER R G2」を投入する予定で、農薬散布を模擬し、約30kg程度の重量物を空輸する。
 ヤマハ発動機によれば、この実証実験は今年8月に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、ヤマハ発動機とアストラル・エアリアル・ソリューションズが締結した無人航空機を用いた各種エアサービス事業の立ち上げに関する協定に基づくもの。
 両社は2020年のケニアでのパイロット事業の開始のほか、アフリカの他地域における将来的な事業展開を目指し、水稲の圃場や果樹園への農薬散布、災害直後の被災地の情報収集、支援物資の運搬といった分野での事業計画の策定や協業体制の検討などを進めていくことになった。

 

※写真=ケニアで産業用無人ヘリの実証実験を実施へ。アフリカ地域における事業展開を狙う(提供:ヤマハ発動機)