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2019.09.12

ウイングトラベル

輸出規制後の訪日旅行の中止・変更は69.3%

韓国文化観光研究所調べ、関係悪化理由が9割

 韓国文化観光研究所(KCTI)は9月11日、韓国人の訪日旅行の意向調査結果を発表したが、日本の韓国に対する輸出規制後に訪日旅行をキャンセルしたり、目的地を変更した人は回答者の69.3%に達した。キャンセル理由では、最近の日韓関係の悪化が93.2%を占め、とくに40代以上の中高年層で影響が大きかった。一方で今後、日韓関係が回復すれば日本への旅行意向があるとの回答も36.1%あり、関係改善状況に応じて旅行需要は変化することが予想されるとしている。
 同調査では、日本の輸出規制後の訪日旅行の意向について調査した。日本の輸出規制後に、日本への旅行計画があった韓国人のうち69.3%が日本旅行をキャンセルまたは目的地を変更した。訪日旅行をキャンセルした人のうち、韓国国内旅行に変更した人は43.8%を占め、訪問地の1位は済州島(31.5%)、2位は江原道(20.4%)、3位は釜山(16.7%)だった。
 また、海外旅行先の目的地を変更した人は39.2%で、代替目的地の1位はベトナム(29.0%)、2位は台湾(17.9%)、3位は香港(17.2%)の順だった。

 

※写真=訪日旅行シフトで済州島が1位