成田、A滑走路1時間延長で中東線深夜出発へ

店舗運営時間も延長、鉄道・バスアクセス拡大

　成田国際空港会社（NAA）は、2019年冬期スケジュール（10月27日〜）から成田空港A滑走路の夜間飛行制限を1時間延長することに伴って、空港内店舗の延長や、空港アクセスの拡充など、深夜利便性の向上を図る。延長する時間には、すでにターキッシュエアラインズやエミレーツ航空の中東方面行きの便の出発が決まっていて、それら深夜フライトに合わせて、成田空港の機能をさらに高める構えだ。
　成田空港は10月27日から、A滑走路の発着時間を23時から24時へ1時間延長する。NAAではそれに伴って路線誘致を行ってきたところ。8月末現在、延長する深夜時間帯の運航を決定したのは、ターキッシュエアラインズのイスタンブール線と、エミレーツ航空のドバイ線。トルコ航空では、現在イスタンブール線を21時25分（土曜22時30分）に運航しているところ、23時に出発する。エミレーツ航空のドバイ線は現在22時（火水曜21時30分）に出発しているが、こちらも同じく23時出発へ移行する予定だ。さらに成田空港では、国内、アジアの短距離路線なども含めて、延長する深夜時間帯に多方面のネットワークの提供を図るとしている。

※図＝時間変更後に終電で到達可能な首都圏近郊の駅