記事検索はこちらで→
2019.09.04

ウイングトラベル

「世界のプリンスホテル」へ一層の飛躍を

今後10年で国内外250軒体制を構築へ
 
 プリンスホテルは旅行会社などを対象とした事業説明会「プリンス スマイルキャンペーン2019」をこのほど品川プリンスホテルで開催した。当日は同社の今後の事業戦略について説明を行った。海外では新ブランド「ザ・プリンスAkatoki(アカトキ)」の展開で海外富裕層の取り込みを狙うほか、子会社であるオーストラリアのStay Well(ステイウェル)ホールディングスが運営するホテルへの日本人旅客の送客拡大に力を入れていく。また、ステイウェルは世界各地で新規施設の立ち上げも着実に行っていき、今後10年で世界のホテルネットワークを現状の4倍にあたる100軒まで増やしていく方針だ。
 また、国内では会員制宿泊施設や宿泊特化型ホテルなど、新形態の宿泊施設を立ち上げていくとともに、リゾート型ホテルを活用したMICE需要の取り込みに力を入れていく。そうして多彩な顧客需要を開拓していくことで、競争が激化する国内のホテル市場で一層の成長を目指していきたい考えだ。プリンスホテルが運営を行っている宿泊施設は現在国内外49ホテルとなっており、これを将来的に150軒まで増やしていく方針。ステイウェルとあわせて世界250軒体制の構築を目指す。

 

 小山社長「顧客基盤の拡大へ新たな挑戦」
 デジタル化対応と人材強化への取り組みを推進
 新ブランド「Akatoki」展開、海外で認知拡大へ
 ステイウェル運営のホテルへ日本人送客を強化
 会員制ホテル事業に新規参入、富裕層獲得へ
 宿泊特化型の「プリンス スマート イン」は100軒展開へ

※写真=旅行会社など向けの説明会で今後の事業方針について話すプリンスホテルの小山正彦社長

 

※写真=今月16日にロンドンで開業する「The Prince Akatoki London」

 

※写真=若年層の獲得をターゲットとした新ホテル「プリンス スマート イン 恵比寿」の外観イメージ