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2019.09.04

WING

空自、油吸着マット7万4千枚を空輸

C-2・C-1が2機ずつ、入間から九州へ

 航空自衛隊は、大雨の影響により大量の油が鉄工所から流出した佐賀県大町町の現場に向けて、油吸着マットを計7万4000枚を空輸したことを発表した。これは内閣府からの依頼に基づくもので、去る8月30日、31日、9月1日の3日間に亘って空輸した。
 航空自衛隊によると、埼玉県、山梨県の生産工場からの集めた油吸着マットを、8月30日にはC-2輸送機1機で1万4000枚、翌31日にもC-2輸送機1機で1万5000枚、そして9月1日はC-1輸送機2機で4万5000枚をそれぞれ入間基地から空輸した。工場から入間基地、九州の空港から油流出現場の大町町までは陸上自衛隊のトラックで輸送し、いずれも当日夕方には現場に届けたという。
 工場から油が流出した佐賀県大町町の現場と六角川河口では陸・海・空3自衛隊員(空自は1日まで)が9月3日現在も連日、油吸着マットの設置・回収による除去作業に当たっており、油流出防除の専門家である海上保安庁機動防除隊の隊員3名が自衛隊への助言を実施した。

 

ドローンによる情報収集は連日

 

※写真=トラックに搭載される油吸着マット(提供:防衛省)