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2019.09.03

WING

羽田国内線再配分、ANAは6枠、JAL5枠に

全6社から19枠回収、格差是正念頭おかず再配分

 国土交通省は9月2日、羽田空港国内線発着枠の回収・再配分結果を発表した。それによると、羽田空港国内線に就航する本邦航空会社6社を対象に、定率約5%ずつ全19枠を回収。再配分数は16枠として、外国人旅客を地方に誘客する観点から、いわゆる幹線路線ではない「地方枠」として再配分した。その結果、大手2社に対する回収・配分をみると、全日空(ANA)から7枠を回収して、6枠を再配分。日本航空(JAL)は8枠を回収する一方、5枠を再配分することにした。
 この回収・再配分について岡野まさ子航空事業課長は、「現在、航空会社間の競争関係が不適切に歪められている状況には無いと考えている」とコメント。「今回の見直しでは航空会社間の格差是正という観点は、念頭においていない」とし、JALの経営破たんで取り沙汰された『8.10ペーパー』も、去る2017年3月末で既にその効力を失効していることから、とくに他社に対する傾斜配分は行わなかったことに言及した。
 航空局が発表した羽田空港国内線発着枠の回収・再配分の結果は、これまで国土交通省が設置した「羽田発着枠配分基準検討少委員会」を通じて議論を重ねてきた結果に基づくもの。去る8月29日には同小委員会の報告書が公表されており、その評価項目による評価の結果で配分数を決定。議論の過程でも全6社を対象に、定率5%程度を回収することにしており、その方針に基づいて回収・再配分が行われた。
 その配分は結果として、現在184.5枠を保有するJALからは前述したように8枠を回収して、再配分数を5枠に。ANAは171.5枠を保有しており、回収枠数が7枠となった一方、再配分では6枠を配分した。

 

スカイマーク、1枠増やし2枠に
運賃水準低廉化や経営効率高評価に

 

政策コンテスト枠、2枠増の5枠に
新規参入枠、新規参入希望まで暫定利用

 

・JAL=回収数:8、再配分:5、増減:-3
・ANA=回収数:7、再配分:6、増減:-1
・スカイマーク=回収数:1、再配分:2、増減:+1
・AIRDO=回収数:1、再配分:1、増減:0
・ソラシドエア=回収数:1、再配分:1、増減:0
・スターフライヤー=回収数:1、再配分:1、増減:0

 

※写真=羽田空港国内線の本邦企業6社に対する回収・再配分が決定。再配分した枠は全て地方枠として訪日客の地方への誘客に繋げることが狙いだ