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2019.08.21

WING

三菱重工航空エンジン、長崎に新工場

燃焼器部品の加工・組立など担当

 三菱重工は8月19日、長崎造船所の敷地内に航空エンジン部品の製造を手掛ける新工場を建設する方針を決定したことを発表した。2020年中の生産開始に向けて今年10月に着工し、段階的に生産規模を拡大していく計画だ。
 この新工場は、世界遺産に登録されている長崎造船所史料館(旧木型場)に隣接した旧推進器工場(船舶用プロペラ工場)跡地に、航空エンジン事業を手掛ける三菱重工航空エンジンの長崎工場として建設するというもの。
 新工場では、燃焼器部品の素材受け入れから加工、組立まで一気通貫の流れで手掛けられる生産ラインを構築。加工難度が極めて高い航空エンジン部品を生産するために必要な工作機械を導入するほか、自動搬送・自動工具交換システム等の自動化・省人化技術、MHIAEL本社マザー工場で培ったIoT(モノのインターネット)/AI(人工知能)技術等を積極活用することにより、航空エンジン部品工場としては世界最高レベルの生産性・高効率を追求する方針だ。

 

※画像=三菱重工航空エンジンが長崎にエンジン部品工場を建設(提供:三菱重工)