砕氷艦「しらせ」、令和元年度総合訓練を実施

第61次観測協力に向け、各種訓練を行う

　海上幕僚監部は8月19日、砕氷艦「しらせ」（艦長：竹内周作1等海佐）が「令和元年度総合訓練」を9月30日から10月15日の間、実施すると発表した。「しらせ」は、今年4月9日に第60次南極地域観測協力を終えて南極地域から帰国し、入渠整備を受けていたところ。
　訓練期間中の「しらせ」は、9月30日に横須賀港を出港し、10月3日から7日までは名古屋港、10月11日から14日までは川崎港に寄港して、10月15日横須賀港に入港する予定となっている。訓練内容としては、「しらせ」の各種部署訓練や航空機発着艦訓練のほか、観測関係者の艦上訓練支援を行うとのこと。
　ちなみに、既に文部科学省は第61次南極地域観測隊の要員を決定しており、「しらせ」は本訓練後の11月下旬には、第61次南極地域観測協力として南極地域に向け出港するものと見られる。

※写真＝砕氷艦「しらせ」（第60次南極地域観測協力帰国時）