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2019.07.31

WING

JAL5月、国際線利用率は0.4ポ減の84%に

国内線利用率は3.4ポ増の69.9%に

 日本航空(JAL)は7月30日、JALグループの6月の輸送実績を発表した。国際線の平均搭乗率は前年同月比0.5ポイント減少した84%、国内線の利用率は1.5ポイント増加した72.1%となった。国際線全路線の総旅客数は、前年同月比比2.4%増加した78万4199人、需要を表すRPKは2.7%増の38億8901万8千人キロ、座席供給量を表すASKは46億3047万3千座席キロと前年比3.2%増加している。
 国際線旅客数ベースでみると、ハワイ・グアム線が前月の前年比15.7%減に続き、今月も18.4%減と大きく減少した。同路線はASKを前月は前年比16.1%減、今月は16.7%減らしたが、座席供給量を上回る形で需要が落ち続けている。また、欧州線もASKを3.1%増加して旅客数は0.9%減となった。一方、米大陸線、オセアニア線、韓国線は好調で、ASKでは米大陸線が10.9%増、韓国線で21.5%増となり、旅客数では米大陸線が10.2%増、韓国線で11.7%増となった。特に、オセアニア線はASKで15%増、旅客数は19.6%増と快調だ。そのほか、東南アジア線はASKで3.2%増、旅客数は5.5%増、中国線はASKで8.8%増、旅客数は3.1%増と伸ばした。