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2019.07.24

WING

岩屋防相、有志連合不参加の意思表明せず

緊張緩和へ外交努力継続、情報収集して判断

 岩屋毅防衛大臣は7月23日の閣議後会見で、米国が呼びかけるホルムズ海峡の有志連合について、不参加の意志を表明しなかった。以前には「現時点で参加する考えはない」と説明したが、改めて参加意思について聞かれると、状況が変化していることを示唆して、今後の対応など明言しなかった。また、今の段階では「すぐに自衛隊を派遣するというような状況にはない」と話したが、参加自体は否定しなかった。その上で日本政府の基本的な方針は、米国を始め関係諸国と連携することであり「まずは情報をしっかり集め、そして、中東における緊張緩和に向けて、外交努力をしっかり継続していくこと」だと話し、対応について判断していくとした。
 米国では19日、有志連合に関する会合が行われた。中東への派遣に向けて、具体化が進んだといえる。この会合には、日本から在米日本大使館員が出席したと説明。非公開ということで、詳細の明言を控えるとし、今後の対応についても「予断を持って答えることは控えたい」と述べた。これまでは、同海域への自衛隊派遣の可能性について「中東付近に艦艇を派遣するニーズがない」としていた。

 

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