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2019.07.12

WING

「いずも」乗艦の水陸機動団隊員が帰国

水陸両用作戦能力の向上図り、各種教育や検証を実施

 陸上幕僚監部は7月11日、海上自衛隊のインド太平洋方面は兼訓練部隊の護衛艦「いずも」に乗艦していた陸上自衛隊・水陸機動団の隊員が帰国したと発表した。
 これは既報の通り、水機団の1個小隊約30名程度が海自との連携強化を図るもの。約30名の陸自隊員は、4月30日から7月10日までの間、護衛艦「いずも」に乗艦して、平素から駐屯地等で実施している分隊行動等の艦内での実施要領検証を行うほか、海自艦艇内での各種勤務要領の実習・研修や、海洋法に係る法務教育等も受けたとのこと。陸幕は、今回の乗艦で水陸両用作戦能力の向上の資を得たとしている。
 また、寄港国で防衛交流を実施して、各国陸軍もしくは海兵隊との信頼関係を深化するとともに、マレーシア、フィリピンにおけるHA/DR能力構築支援、日ASEAN乗艦協力プログラムへの参加等を行って、インド太平洋地域の平和と安定に寄与したとのこと。

 

※写真=艦内での訓練検証の様子(提供:陸上自衛隊)

※写真=水機団隊員は、海上自衛隊の艦艇での勤務要領や海洋法の教育を受けた(提供:陸上自衛隊)

※写真=HA/DR能力構築支援にも参加した(提供:陸上自衛隊)