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2019.06.26

ウイングトラベル

19年度の企業業績予想、先行き悪化が鮮明に

TSR調査、景気や米中摩擦、中国減速が影響

 東京商工リサーチ(TSR)がまとめた2019年度の「業績見通し」に関するアンケート調査によると、19年度に「増収」「増益」を見込む企業は中小企業、大企業ともに前年度より減っており、2012年12月から始まった景気拡大が岐路に立つ中、企業業績の先行きは悪化が鮮明になった。減収理由では、国内景気に加えて米中貿易摩擦や中国の景気減速を挙げる回答が多く、国内外で減収要因が生まれている。また、減益予想の理由では、一人当たり賃金の上昇を挙げる中小企業が多かったのも特徴的だった。
 調査結果によると、19年度に「増収」を見込む中小企業は30.3%で前年度より6.3ポイント下落、大企業も37.1%と前年度比で6.9ポイント下落した。
 また、経常利益ベースで「増益」を見込む中小企業は26.2%(前年度比4.5ポイント減)、大企業は28.7%(同比6.7ポイント減)と、そろって減少している。