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2019.06.05

ウイングトラベル

関西エアポート決算、営業利益8%増の573億円

台風被害で81億円の損失も需要増加で好決算

 関西エアポートは6月4日、2018年度決算を発表した。関西・伊丹・神戸の3空港一体運営となった初めての決算では、営業収益が前年度比7%増加した2203億5500万円と増収を確保することに成功。損益面でも営業利益が8%伸びた573億円、経常利益は10%増加した461億円に、当期純利益は5%増えた296億円と、順調な滑り出しとなった。
 関西エアポートは昨年度、9月に発生した台風21号が関西空港を直撃したことで一時的に同空港を閉鎖することを余儀なくされるなど、自然災害による影響を受けた。一方で好調な訪日旅客需要などが後押ししたほか、18年4月から神戸空港の運営を開始したことなどにより、経営成績を伸ばすことに成功した。ちなみに台風による今期の減収・損失額は、およそ81億円に達したと分析した。