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2019.05.29

WING

F-35A捜索、エンジン・主翼と見られる部品発見

岩屋防相「海底に破片散在」、現場状況を説明

 岩屋毅防衛大臣は5月28日の閣議後会見で、墜落したF-35Aの捜索状況について、捜索海域から新たにエンジンの一部および主翼の一部と見られる部品の揚収を行ったと話した。しかし現場の状況については「それぞれ破損が激しく、海底にはF-35Aの部品とみられるものが破片となって散在している」として、捜索・回収が難航している状況を説明。引き続き「捜索並びに揚収に努めていく」と述べた。
 現在の捜索については、部品が最も散在していた一帯を重点区域に定めて、その一体を徹底的に調査しているところ。そのため、捜索範囲の規模としては、縮小している状況だ。
 また事故の調査状況については、F-35Aの機体同士の通信機能、MADLのデータが残っているほか、基地から捉えたレーダーの軌跡も残っていると説明。さらに隊員からの聞き取り調査も進んでいるため「事故原因の調査については、着実に進展をしている」状況だという。