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2019.05.07

ウイングトラベル

南ア「インダバ」開催、ラマポーザ大統領登壇

経済成長と雇用創出へ観光産業を全面的に支援

 南アフリカ観光局が主催するアフリカ最大のトラベルトレードショー「Africa’s Travel Indaba 2019」(インダバ)が5月2日から4日の3日間、南アフリカのダーバンで開催された。南アフリカを始めアフリカ大陸23カ国から出展社数は1007社、バイヤーは1663社、メディアは283社が参加した。今年のインダバには最終日の4日にシリル・ラマポーザ大統領が登壇し、「観光は“新しい黄金”。国の成長と効用創出の無限の可能性を秘めている」と述べ、観光産業を全面的に支援していくことを明言した。同大統領は、南アフリカは国際観光客数を2018年の1050万人から、2030年までに2100万人に倍増させること打ち出している。

 

 持続可能な観光とエコーツーリズムをリード
 アフリカへの安心・安全に対する偏見を払拭へ

 

 同大統領は「自然への影響を最小限に抑えながら、各国が持続可能な観光開発の道を追求することに世界的なコンセンサスが高まっている。アフリカ諸国は、持続可能な観光とエコツーリズムをリードしている」とサスティナブルな観光と環境の未来をアフリカが担うことを強調するとともに、「とくに、観光は私たちの国で中小企業の発展の鍵を握っている」と述べ、観光産業における中小企業の重要性を指摘した。

 

※写真=南アフリカ・シリル・ラマポーザ大統領