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2019.04.26

ウイングトラベル

サンフランシスコ、19年日本人客13.7万人目標

前年比1.3%増、消費額は5.9%増の3.3億ドルへ

 サンフランシスコ観光協会のジョー・ダレッサンドロ プレジデント&CEOが現地の旅行業界関係者とともに来日し、日本の旅行業界関係者との懇親会を開催した。懇親会の前にダレッサンドロCEOは本紙などとのインタビューに応じ、2019年の日本人訪問客数を前年比1.3%増の13万7000人、消費額については5.9%増の約3億3200万ドルまで引き上げていく目標を設定したことを明らかにした。
 目標実現を図るためにダレッサンドロCEOは「変貌しつつあるサンフランシスコの新たな姿を積極的に発信していくとともに、日本の旅行会社やメディアなどとのパートナーシップを強化し、新たな観光コンテンツを作っていく。さらに、周辺の地方観光局と連携し、サンフランシスコをゲートウェイとした新たな周遊ルートを提案していく」ことで、日本人旅行者数と消費額の上積みを狙っていく考えを示した。

 

 大規模都市開発進行中、変貌する街並みをPR
 ホテル客室数、2022年までに1000室増

 訪問客数については「2018年は13万5000人となった。前年に比べると若干減少する形にはなったが、足元の状況を見るとこれまでの横ばい状態からは上向いていると感じている」とダレッサンドロCEOは述べ、日本マーケットの成長に対して一定の手応えを得ている部分を強調した。

 

 周辺地域の観光局と連携強化、周遊観光提案
 若年層ターゲットとしたプロモ強化も検討

 
 これとあわせて、サンフランシスコを玄関口とした郊外への周遊旅行も積極的に提案していく考えだ。一例としてダレッサンドロCEOは「日本人はワイン愛好家が多い。美食の街として知られるサンフランシスコとカリフォルニアワインの産地であるナパやソノマというデスティネーションを組み合わせた周遊観光も提案できる」点を挙げ、今後は周辺地域の観光局などと連携して、日本人をターゲットとした新たな観光素材を造成していきたい意向を示した。

 

※写真=インタビューに応じるサンフランシスコ観光協会のジョー・ダレッサンドロ プレジデント&CEO

 

※写真=今回来日したサンフランシスコの観光業界関係者